出石そばで有名な兵庫県豊岡市 出石町ですが、実は「アメノヒボコ伝説」や「伊豆志袁登売(いずしおとめ)伝説」など数多くの伝記の舞台にもなっているのはご存じですか?
また、弥生時代の土器や石器が出土されるなど、古代史好きには堪らない町なんです。
今回は、そんな出石の歴史や伝記について理解を深められる「いずし古代学習館」をご紹介します。
出石の歴史を知ることで、さらに出石の魅力を満喫できることでしょう。
1.いずし古代学習館とは
出石の歴史を、見て触って学べる資料館──それがいずし古代学習館。兵庫県豊岡市出石町は出石皿そばで有名ですが、実は、伝記の舞台や歴史的な発見が数多くされた地としても有名なのです。
「アメノヒボコ」や「伊豆志袁登売(いずしおとめ)」といった数々の伝承が残されている他、各地の古墳群からは弥生時代に造られた土器などが発掘されています。
そうした歴史を展示するだけでなく、「土偶作り」「火おこし」といった体験メニューなど五感を通じて学べるのが最大の特徴です。
入館料は無料なので、豊岡方面から出石町へ向かう途中にぜひ立ち寄りたいところ。
入館してすぐの所には、出石の歴史や偉人に関する書籍を閲覧できる図書コーナーの他、各種体験学習メニュー一覧も。
体験メニューについては、いずし古代学習館の公式サイトをご参照ください。
館内には、豊岡市や出石町の災害に関する歴史や、防災対策に関する展示をしている「出石川防災センター」も併設されています。
出石の各地から出土された土器のほか、古代の暮らしに関する展示も。
古代学習館の裏手に広がる、此隅山城跡に関する展示も。「出石のお城」といえば多くの方が出石城跡が浮かぶかと思いますが、山名宗全氏が築城した此隅山城が最初のお城になのです。
なお、此隅山城跡の体験記事もありますので、ぜひご覧ください。
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出石神社にて祭られている「アメノヒボコ」に関する伝承を分かりやすくまとめた展示。新羅(韓国)から渡来したアメノヒボコが、なぜ「土木の神様」として崇められているのか、ここで学んでからお参りすることをおすすめします。
2.いずし古代学習館へのアクセス
いずし古代学習館の住所・電話番号は以下の通り。出石の中心街からは車で5分程度です。
住所:兵庫県豊岡市出石町袴狭380-1
TEL: 0796-52-7100
JR豊岡駅からバスで向かう場合は、全但バスの出石方面行きに乗車して「嶋」で下車。さらに徒歩10分程度になります。
豊岡駅からの乗車時間は約30分です。
3.古代学習館への移動はEVカー(電気自動車)がおすすめ
出石の中心街から少々離れているいずし古代学習館へのアクセスは、EVカー(電気自動車)が便利です。
2019年10月にレンタルサービスを開始して以来、観光客から人気を博しているEVカー。コンパクトで操作方法も普通自動車とほとんど変わらないので、気軽に乗りこなせるのも魅力ですね。
予約は、当ホームページの予約ページかラ申し込むか、いずしトラベルサービスまでお電話(0796-52-4960)ください。
ただし、路面凍結の恐れがある1~2月はレンタル不可ですので、暖かくなる3月以降のご利用をお待ちしています!