出石から車で約30分の神鍋高原で毎年行われる「キャベツまつり」。取れたてのキャベツ販売やキャベツを使ったフードの販売、そしてメインイベントのフードファイト「キャベツ早食い大会」などキャベツに始まりキャベツに終わる一風変わったお祭りの様子をお伝えします。
1.キャベツまつりとは
JA農協が主催する、その名の通りキャベツのお祭り。キャベツの販売や神鍋のキャベツを使用した広島焼などのキャベツフードの提供、そして後ほどご紹介する「キャベツ早食い大会」「キャベツ運び競争」といったイベントを行っています。
キャベツまつりは神鍋高原の道の駅で毎年行われており、今回が11回目となります。
2.キャベツまつり会場に到着
2019年のキャベツまつりは6月15日(土)10時から開催されました。道の駅神鍋高原に到着したときはあいにくの雨でしたが、多くの来場者で賑わっていました。

道の駅 神鍋高原に到着
会場では、神鍋高原のキャベツ販売所や、キャベツを使ったフードを提供する屋台が軒を連ねています。道の駅内もキャベツ、外にもキャベツ──会場中がキャベツで埋め尽くされています。

キャベツの屋台が所狭しと並んでいます

神鍋高原のキャベツは1個150円の超破格

地元の有名すし店が提供するキャベツ巻き

神鍋高原のキャベツがたっぷり入った広島焼
3.キャベツ運び大会
目玉イベントの1つが、カート一杯に積まれたキャベツをいかに速く運べるかを競う、キャベツ運び大会。「幼児の部」「小学生の部」「大人の部」の3つの年齢カテゴリーに分かれて、参加された方々が優勝を目指しました。

幼児の部はキャベツ3個

大人の部は大量のキャベツが・・・

会場中から熱い声援が
4.メインイベント「キャベツ早食い大会」
キャベツまつりのメインイベントとも言えるのがフードファイト「キャベツ早食い大会」です。その名の通り、制限時間内にキャベツをどれだけ食べられるかを競うイベント。参加者にはキャベツ1玉が用意され、5分間で何グラムを食べられるかを競います。
大の大人が一斉にキャベツにむしゃぶりつく──そんな非日常の風景を収めるべく、新聞社やテレビ局も取材に訪れていました。
開場全体の注目を集めながら、競技はいざスタート!参加者は夢中でキャベツにかぶりつきます。

一斉にキャベツにかぶりつきます
キャベツの味に飽きないように、ドレッシングや塩などの調味料も用意されています。最初は勢いよく食べ進めていた選手も、顎が疲れてきたのか徐々にペースが落ちてきます。

塩やドレッシングで味に飽きが来ないように工夫します
「がんばれ」「あと少しだ」会場中から熱い声援が送られた5分間が過ぎ、ゴングが鳴ります。各選手の額にはうっすらと汗が浮かび、充実感が伺えました。

優勝し、インタビューに答える男性
5分間で400グラム以上をたいらげて優勝した男性には、テレビ局・新聞の取材が殺到。その様子は、夕方のMBSニュースで放映されました。
ちなみに、参加者各位には食べ残したキャベツの他にキャベツ1個が、そして優勝者した男性にはキャベツ3個が贈られました。早食い大会が終わっても、まだまだキャベツ漬けの生活が続きそうです・・・
5.来年はキャベツ早食い大会に参加してみては?
ここまで日本で唯一であろう、キャベツ尽くしの奇祭「キャベツまつり」の様子をお伝えしてきましたが、いかがでしょうか。もしご興味を持たれたのであれば、ぜひ来年以降に出石観光と併せて訪れてみてくださいね。