出石観光最大の目玉と言えば、出石そばですよね。熟練の職人による手打ちそばと、伝統のつゆ──想像するだけで食欲が湧いてきそうです。
そんな伝統の出石そばの技術を学ぶことができたら素敵だと思いませんか?出石まちづくり公社では現在、出石そば店でそば打ちを学べる体験メニューを企画中。
早い段階での予約開始を目指して、先日モニターによる体験を行いましたので、その様子をレポートします。
1.出石そば打ち体験に2名の女性がモニター参加
「出石そばを自分の手で打ってみたい!」そんな方を対象に現在公開準備を進めている出石そば打ち体験。今回は、モニターの女性2人にそば打ちを体験して頂きました。
道具はすべて揃っていますし熟練の職人さんが丁寧に教えてくださるので、未経験の方でも安心ですね。

そば打ち道具も全て用意されています

そば打ち体験に参加してくださったお2人
2.最初はそばの実を石臼で挽きます
モニターの女性2人に、まずはそば打ち道具の名称と役割を説明。お2人とも未経験とあって、緊張しながら説明に耳を傾けます。

職人さんが丁寧に指導してくださいます
最初の工程は、そば粉になる前の実を、石臼で挽く作業です。まずは職人さんが実演。

慣れなし作業に戸惑いながらも、徐々に笑顔が増えていきます
3.水・小麦粉を加えてだんご状に
そばのみを石臼ですり潰して粉にしたら、次は「つなぎ」となる水・小麦粉を加えて団子状に丸めていきます。多くのそば店で提供されているのが「二八そば」と言って、つなぎ2割に対してそば粉を8割混ぜ合わせたものです。
つなぎを加えたら、こねて団子状に丸めていきます。
体重を加えながら丁寧に丸めていく作業は少々の力も必要ですが、まるで小学生の工作をやっているようで童心に返った気持ちになれたようです。
4.だんご状にした生地を薄くのばしていく
続いて、丸めた記事を麺棒(のし棒)を使って薄く延ばしてきます。均等に適度な厚みにしていくのがポイント。もちろんこの工程でも職人さんが丁寧に手ほどきしてくださいますので、ご安心ください。
5.生地を蕎麦包丁でカット
薄く延ばした生地を、専用の「蕎麦包丁」でカットしていきます。この工程は雑誌やメディアで目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。いよいよ完成が近づいてきましたね。
生地を切る際に厚さにムラができてしまうと茹で加減もバラバラになってしまいます。職人さんに見守れながら、慎重に切っていきます。
分かりやすいご指導の甲斐あって、はじめてとは思えない手つきに。
6.おいしい出石そばの完成!
丹精込めて打った蕎麦をを茹でて水切りして、ついに完成です。
ここまでの所要時間は1時間弱ですので、他の体験メニューと組み合わせても良いですね。
7.試食タイム!手作り出石そばに舌つづみ
さあ、お待ちかねの試食タイムです。自ら打ったおそばを頂きましょう。
まずは、いずし観光センター支配人の古田さんから、おそばの美味しい食べ方についてレクチャーを受けます。

自分で打った蕎麦だけに、よりおいしく感じられるのでは

薬味も加えて味のバリエーションを楽しみます

手作りそばを堪能するモニターの女性
お2人とも、自分で打ったお蕎麦を味わい、恍惚の表情。プロが打ったお蕎麦も良いですが、丹精込めて自ら手打ちした蕎麦も負けないくらい美味しく感じられたのではないでしょうか。
そば打ち体験の正式リリースは8月中となる予定ですので、続報を楽しみにお待ちくださいね。