出石町には2019年現在、鉄道がありません。しかし昭和の初期には「出石鉄道」という蒸気機関車が走っていた時期があったのです。
そして平成を挟んで令和の時代を迎えた今日、当時走っていた出石鉄道を実寸大段ボールにて再現。9月1日より1ヶ月間、豊岡市役所出石振興局前にて展示することになりました。地元の商工会青年部の有志による4000枚以上の段ボールを使用した力作をぜひご覧ください!
1.出石みらい鉄道の展示概要
出石町で昭和初期に走っていた「出石鉄道」。但馬の鉄道網から取り残された出石に、「鉄道を走らせたい」との思いから立ち上がった当時の有志によって、1919年に操業開始。
1944年に惜しまれながらも休止し、そのまま廃線となりましたが、豊岡市商工会青年部出石支部の創立50周年事業の一環として実寸大の段ボール模型で再現されることに。
場所:豊岡市商工会出石支部前
主催:豊岡市商工会青年部出石支部
TEL: 0796-52-2113
2.段ボール模型にかける思い
出石鉄道車両6号車を実寸大(長さ7.8m×高さ3.5m×幅1.8mメートル)で再現するにあたり、使用した段ボールは4000枚以上。
出石まちづくり公社や豊岡市など、さまざまな団体や個人からの協賛を受け、実現に至りました。蒸気機関車の模型の再現にここまでの熱意を注いだ理由──それは、商工会青年部出石支部が抱く「過去を見つめなおすことで、出石の未来をより良くするための礎にしたい」という思いに他なりません。
出石の若者たちが心血を注いで作り上げた渾身の蒸気機関車模型、ぜひその目に焼き付けてください。