スキー場や気球で有名な兵庫県豊岡市日高町の神鍋高原。今回はそんな神鍋高原を流れる「二段の滝」「八反の滝」について、アクセス方法も含めてご紹介します。いずれも、出石から車で約30分以内。マイナスイオン漂う滝で、日頃の疲れを癒してくださいね。
出石から30分!日高町・神鍋は近畿屈指の滝スポット
出石町の西側に位置する日高町は同じ兵庫県豊岡市に属し、車で行けば約20~30分ほど。西部に広がる神鍋高原には、毎年冬になると京阪神地域からスキー・スノーボード客が多く訪れます。
しかし、実はこの神鍋はスキー場だけでなく、滝の観賞スポットとしても有名なんです。
2万年以上前に神鍋火山から流れだした溶岩流が稲葉(いなんば)川へ流出。その溶岩後に、多くの滝が形成されました。
そして2020年現在、稲葉(いなんば)川沿いには大小30以上の滝が流れています。今回はその中から特に有名な、2つの滝をご紹介します。
二段滝…から「一段貫通滝」に?
最初にご紹介するのは、通称「二段滝」と「呼ばれていた」滝です。というのも、2020年現在、滝が二段ではなくなってしまっているからなんです。
かつては落差4mの上段の滝の後に、さらに落差5mの下段の滝が続く、文字通り二段の滝でした。しかし、長年にわたって水流や流れる小石が岩盤を削り続けた結果、ついに貫通。
2020年現在では、一段の貫通滝になってしまいました。「二段滝」という名称ながら、実際二段ではない。それだけ聞くと物足りなく感じてしまうかもしれませんが、自然の力強さを感じられるスポットとして、ぜひ一度観て頂きたいスポットです。
二段滝へのアクセス
幻想的な滝つぼ「八反の滝」
エメラルドグリーンの滝つぼが印象的なのが、八反の滝。高さ24mから流れ落ちる新緑の滝つぼに叩きつけられ、しぶきが舞い上がる──幻想的な光景に思わず見とれてしまうことでしょう。
秋は紅葉に囲まれ、冬は雪見滝になるなど、四季それぞれに違う顔を見せてくれるのもおすすめポイント。