出石から東(福知山方面)へ約30分、豊岡市のもっとも東側に位置する但東町に、今回ご紹介する「日本・モンゴル民族博物館」があります。「豊岡なのにモンゴル?」そんな疑問をつい抱いてしまいそうなモンゴル博物館について、施設の概要やアクセスも含めてご紹介します!
但東町でモンゴル?日本・モンゴル博物館とは
豊岡市で最も東側に位置する但東町にある「日本・モンゴル博物館」には、その名の通り日本とモンゴルの文化や歴史について多数の展示がされています。日本エリアには但東町における生活様式などの展示が、モンゴルエリアには絵画や武具、実物大のゲル(モンゴル式の住居)などが所狭しと並んでいるのです。

モンゴルの伝統的な衣装
但東町でなぜモンゴル?
但東町(豊岡市)とモンゴル、一見関係がなさそうに感じますよね。なぜ兵庫県の北部でモンゴルがテーマの博物館が建設されたのでしょうか。その歴史は1996年にさかのぼります。モンゴル大使館での勤務経験がある、博物館の現館長の金津氏が在勤時代のモンゴルに関するコレクションや資料を但東町へ寄贈。但東町の歴史と共に、モンゴルの文化や生活様式を知ることが出来る博物館が完成したのです。
2000年には増築を行い、文化交流拠点として再スタート。定期的にモンゴルからの視察を受け入れたり、文化を深く理解するためのワークショップを開催しています。

モンゴル式の住居「ゲル」の実物大レプリカ
質・量ともに全国でも屈指のモンゴルに関する資料が展示されている当館。日頃なかなか知ることが出来ない、モンゴルの歴史や文化についてこの機に理解を深めてみてはいかがでしょうか。
日本・モンゴル博物館へのアクセス
出石からは車で約30分ほど。公共交通機関を利用する場合は、JR山陰線豊岡駅から奥藤行きの全但バスに乗車し「モンゴル博物館前」で下車、徒歩2分で到着となります。