辰鼓楼(しんころう)
明治より時を刻む日本最古年の時計台
本体は明治4年(1871年)、太鼓を鳴らして時を知らせる楼閣として建てられました。
現在の時計台の姿となったのは、明治14年(1881年)のこと。
城下町で開業していた蘭方医、池口忠恕が大病を患った際、多くの人々が病気快癒の願掛けをしました。
池口はそのお礼として、私費で機械式大時計を取り寄せて寄贈しました。
寄贈にあたり、町の青年二人を東京に派遣して、時計作りやメンテナンスの技術を学ばせたとも伝わります。
蘭方医と町の人々との交流がきっかけで生まれた時計台。
今では4代目の時計が、出石のシンボルとして時を刻み続けています。
[ 出石の見どころ一覧 ]