宗鏡寺(すきょうじ)
高僧の心を今に伝える静かな名刹
織田信長の但馬征伐で山名家が滅んで以来、永らく荒廃していましたが、
1616年に沢庵和尚により再興され、出石藩主の菩提寺として栄えました。
別名沢庵寺とも呼ばれます。
たくあん漬けの考案者ともいわれる沢庵和尚は、三代将軍家光に愛された出石出身の高僧です。
出世を求めず、世間と離れ静かな暮らしを望んだ沢庵和尚は、宗鏡寺に庵を結んで多くの時間を過ごしました。
沢庵和尚手造りと伝わる「鶴亀の庭」は、池の形を鶴に見立て、その中に亀島を配した池泉鑑賞式庭園。
県の重要文化財に指定される名園です。他にも「わびすけ椿」「心字の池」など、
沢庵和尚が思いを込めた証が境内に伝えられています。
座禅や写経、写仏などの体験もできる宗鏡寺。沢庵和尚が生きた当時の佇まいを残す空間の中で、
心静かに自分自身と向き合う時間が過ごせます。
■ 電話番号
0796-52-2333■ 入館料
【個人料金】
大人(高校生以上):500円 中学生以下:無料
■ 営業時間
9:00~16:00
■ 休館日
12月31日~1月2日
■ 駐車場
無料(大型バス5台・乗用車約20台)
■ 住所
〒668-0217 豊岡市出石町東條33
[ 出石の見どころ一覧 ]